全米オープンゴルフのコースが大論争を巻き起こす
今年の全米オープンで使用された「チェンバーズベイ」
その複雑怪奇なつくりに大会前から批判の声が続出していましたが、実際にプレーした選手からも不満の声が出ているようです。
ゲーリー・プレーヤーにいたっては「今まで見たなかで、一番不愉快なトーナメント」と超辛口評価です。
今年の「全米オープン」ほど、コースについての議論を巻き起こしている大会も少ないだろう。
スポーツの会場という意味では、日本の新国立競技場をめぐる論争すらほうふつさせる。
中でも土曜日の朝に米ゴルフチャンネルに出演したゲーリー・プレーヤー氏の言葉は辛辣だった。「今まで人生で見た中で、一番不愉快なトーナメントだ」。
ツイッターでも「難しそう」との声が続々
今年の全米オープンゴルフは上質な河川敷を舞台に世界のトッププロがチャレンジが報われずひたすら耐える顔を見るサディスト向けの大会となりました。向こう20年は使わなくていいと思うようなコースを舞台にしたUSGAとシアトル市に対してCIAは収賄の疑いでうごけ(雑感)
ゴルフのコースってあまり見たことないけど、今やってる全米オープンのコースは難しそうだなぁって思う。 ゴルフコースといえば、芝生が青々としているイメージだけど、ここは茶色が多いし。 芝が短い=ボールが早く転がっちゃう。って聞くだけで、難しそう。
全米オープンのスコア見てるけど、アンダーの選手は8人だけでした‥‥最近希に見るコースだったんだなあ‥‥その中でアンダーで回ったプロの名前はやはり、良く見る名前ばかりでした、+10内外まではほとんど知ってる名前ばかりだなあ‥‥次の試合は気合いが抜けてしまうんじゃねえか(笑)
複雑怪奇な難コースとして大会前から話題になっていた
チェンバーズベイがオープンしたのは2007年6月23日。
1番と18番は、どちらかがパー4のときは逆のどちらかがパー5となる史上初の「パーの入れ替え制」が採用される。
パー3の9番は、小高い丘の上にあるティからなら打ち下ろしの224ヤード、低い位置にあるティからなら打ち上げの217ヤードという具合。それはもはや同一ホールというよりも、まったく異なるホールをプレーするかのごとき別世界になる。
そんな設定の複雑さもさることながら、英国リンクスを思わせるフェスキューのような深いラフは、出すだけでも手首を痛めそうな難敵だ。
フェアウェイは複雑に傾斜し、グリーン周りの傾斜はさらに複雑に傾き、花道とグリーンの境界線さえ、遠目からはわからない。
「USGA(全米ゴルフ協会)は何を考えているんだ?」
そんな悲鳴とも批判とも受け取れる声が選手やキャディたちの間から漏れ聞こえてくる。
スポーツ紙記者もビックリの難コース
コースの全体写真を見れば一目瞭然、思わず「ここは何の競技場?」と目を疑うこと間違いない。
「4大メジャーの難コースといえば、深すぎる自然そのもののラフ、巻き返し不可能なバンカー、分単位で変わる天候などでプレイヤーを苦しめる全英オープンの専売特許ですが、今回のコースはそれにさらに人為的な設計要素が加わっているかのような恐ろしいコース」
スポーツ紙記者
砂利の採取場跡地に作られたコースの特性を意識したのか、ありとあらゆる場所にバンカーが待ち構え、フェアウェイも平坦な場所がほとんどないほど。
フェアウェイにも強い傾斜があるためナイスショットが必ずしも好結果にはつながらない
ボールを止めたくても止まらない、止まらないどころか果てしなく意図せぬ方向へ転がっていってしまう光景が頻発しそうなのだ。
藤田寛之も「全てのコースでボギーの危険がある」と話していた
「コースの印象はまさしく全英オープン」
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